2019年11月3日(日)
p4c たちばな子ども哲学カフェ
第4回目の子ども哲学カフェは、計11名が参加して行いました。参加いただいた皆さまありがとうございました。
今回も前回に続いて 雨瀬シオリ作「ここは今から倫理です。」の一話を読んでそこからテーマとなる問いを探します。読んだのは #12セミの声 です。中学生が読み上げてくれます。
その後、進行役の中川さんがハワイから持って帰ってきた毛糸を使ってコミュニティーボールを作ります。順番に今日呼んでもらいたい名まえを紹介しながら #12セミの声 を読んだ感想を言います。その間、手を動かしながら毛糸を巻いて行きます。
初めて参加する小学生たちは戸惑い気味です。互いに体をぴったり引っ付けて構えていますが、毛糸を巻くのは楽しそうです。
その後、紙に今日話したい問いを銘々が書き出します。
・哲学とは?対話なのか?
・外国人とケンカできるのか?
・キライな人にならイヤなことをしてもいいのか?
・曽我君はケータイを持っているのか?
・仮にスマホ上でならメッセージと言う会話をしてくれるのか?
・曽我君はなぜ、グループに入れるのか?
・遅刻しないためには?
・喋る必要はあるのか?
・会話が苦手な人の特徴は?
・人の話を聞いているときはその人を愛しているか?
・この二人はあやしい関係か?
・いつ、しゃべるべきか?
順番に問いを披露していきます。説明を聞きながら今日話し合う問いを選んでいきます。選ばれたのは、
・曽我君はなぜ、グループに入れるのか?
です。これは、小学生たちが出した問いです。4人の内だれが言い出したのかよくわかりませんが4人そろって書いていました。初めてで戸惑いながらも問いを立ててくれました。
学校から一緒に下校するグループに入ることはどういう意味があるのでしょう。そもそもその集団は何らかのグループなのでしょうか。グループとはどうやって成立しているのでしょうか。クラスとか部活とか入る、出るがはっきりしているものは実際は少なく、何となく出来ていることが多いのがグループなのかもしれません。
子どもたちの問いが鋭い切り口になっていたようです。中川さんが最後に今日の出来はどうだったか、を参加者に尋ねます。まあまあだったという答えが多く、もっと掘り下げたかったという意見がありました。
次回は12月1日(日)の予定です。『p4cたちばな子ども哲学カフェ』はだいたい小学校高学年から高校生を対象としています。大学生も参加します。予約不要です。参加費は無料。お子さんの付き添いで大人が参加されても構いません。
お問い合わせは、080-6144-7331赤井までお気軽にどうぞ。
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- 2019/11/03(日) 17:28:44|
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