2019年10月13日(日)14~16時
会場:アイデアル英会話教室
第63回eカフェ「Fight for Freedom」開催報告
気が付けばパートナーのジョーは45歳。もう少し経つと故郷で過ごした時間より日本での生活が長くなる。20代前半で日本に来た彼との出会いは10年前だった。フランクでポジティブな人柄に惹かれ、哲学カフェを一緒にやってみようと誘うと、二つ返事で乗ってくれた。
彼と出会うきっかけは、当時高校生と中学生だった子ども二人が彼がやっている英会話教室に通い始めたことだった。
伊丹市の南西の端、野間は私たちが以前住んでいた場所だった。近くに用事のあった妻がたまたまオープンしたての「アイデアル英会話教室」の前を通りかかり、ジョーに声をかけられた。多少英会話の心得がある妻が返事を返すと、ワンコインレッスンに誘われた。
高校生の娘に英会話を勧めると、やってみるというので弟と一緒にレッスンに通い始めたのだった。
私もせっかく話せるようになった英語を使いたくてある日、ビール2本をぶら下げレッスンが終わったころを見計らって押し掛けた。
一杯飲みながら、こんな感じでレッスンを受けられたらいいな、と思っていたら、「レッスンしなくていいから、しゃべりに来てくれ。日本人の友達がなかなかいないから。」と言う。
しばらくの間は子どもを迎えに行ったり仕事が終わってから話をするためだけに行ったりしていた。
広くて清潔感があって、子どもがリラックスできるように設えられた室内を見ていると、ここで哲学カフェができたらいいなあ、と思いつく。初めは会場を借りるだけを考えていた。哲学カフェの話をするとジョーは興味を持ったようだった。
しかし、いざやるとなると問題がないわけではない。ロケーションだ。哲学カフェはなぜか地元の皆さんには参加してもらえないのだ。知り合いのあまりいない少し離れた場所の哲学カフェに参加される傾向がある。つまり哲学カフェのロケーションは、ある程度遠方から来る方にアクセスのよい駅の近くなどが最適なのだ。
ジョーのアイデアル英会話教室は古くからある集落の中にある。駅からは遠く、バス停からも細い道を入っていくのでわかりにくい。近所の参加者が見込めないならば、何か魅力的なものがないと来てもらえない。そこで英語でやる哲学カフェを構想した。
思い切って英語でやる哲学カフェを持ちかけたのが7年前。哲学カフェを複数の場所で始めたころだった。
ここは英会話教室なので全部英語になったら教室のようになってしまう。日本語と英語どちらでもよいことにしよう、と彼がアイデアを出してくれた。
ということでおそらく今でも日本ではここだけの英語と日本語で行う哲学カフェが誕生した。
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いろいろなテーマで話してきて今回が63回目。その報告を書こうとしてeカフェ誕生秘話のようになってしまいました。本当の報告はまたのちほど。
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- 2019/10/18(金) 16:28:32|
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