8月2日(金)の園田哲学バーのテーマは「とびたい」でした。
14名にご参加いただきました。皆さまありがとうございました。
さて、あなたは「とびたい」と思うときはどんなときでしょうか。
私の場合は一度でいいからパラグライダーに乗ってみたい、と思っています。足が地面から離れる感覚ってどんな感じなんだろう。右に左に空中を舞う感覚ってどんなだろう、と思っています。
鳥が飛び立つとき、結構無様だと思います。ハクチョウなどが水上を助走しているところはいささか滑稽な感じがして、空に舞い上がり足を引っ込めないことにはどうにも様にならない感じがしています。空に上がってしまうまでドタバタ助走をしていることは、地上から空への境界を越えようとしているなのだと思います。少し言い方を変えてみると、力学の世界から空気力学の世界への移行みたいな感じです。
飛び立ってしまって今までとは違う世界にすっぽり収まってしまうと、それまでいた世界とは違う世界のルールに従って飛び回ることになります。違う世界で飛び回っていると、日常のことは忘れてしまえるように思います。
水に入って泳いだりダイビングしたりするのも似たような感覚があるように思います。あるいは、音楽でも絵を描くことや陶芸や編み物などでも、それを行うことに全力を集中することは日常とは違う世界に入り込んで、空を飛んでいるような自由感があると思います。
かつて書道を習っていたとき、師範の筆先から流れ出てくる太さも勢いも自由自在な線を飽きることなく眺めていたことがあります。なかなか師範のようにはなれないのですが、そこに自由を感じていたように思います。
*************************
次回の園田哲学バーは、9月6日(金)19時~21時です。
テーマは「ケッとおもうとき」です。
変なテーマですねぇ。えっと思うではなく「ケッ」と言うのはなんでしょう、そうだな・・・
しょうがないとか仕方がないとかの諦めや、かなわないという負け惜しみのような感じでしょうか。どうしたらいいのかわからない戸惑いや去るしかないやるせなさでしょうか。
園田哲学バーは、どなたでもご参加いただけます。予約不要、途中参加退場自由、参加費500円です。ぜひ一度、覗いてみてください。お待ちしております。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2019/08/19(月) 14:22:35|
- あまがさき哲学カフェ開催報告
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0