10月19日、シネマカフェ終了しました。8名にお集まり頂きました。みなさまありがとうございました。
今回は「ニッポンの嘘」を見て哲学カフェを行いました。
たくさんの意見を頂きました。今回はかなり意見がばらついたように思います。
敗戦を経験した元軍国少年の生き様 と言う見方、報道の意義と限界 と言う見方、写す側と写される側の関係とは、写真とは何か、国家とは何か、家族とは何か、矜持を保つとはどう言うことか、情報を受け取る側のリテラシー、70年間と言う時間、弱者必敗が繰り返されることの意味、権力の幻想、棚ぼたの幻想、嘘の無いように生きると言うこと・・・
国民国家が誕生して200年そこそこしか経っていないことや、如何に国家と言うものに振り回されて来たのか、今も振り回されていると言うことに気づかされたように思います。
報道によって知り得る事は限られた面であるのでしょう。しかしその報道について、背景を探り考えられうることを突き詰めて考える手段を持つ事、圧縮されて届けられる報道を解きほぐし、豊かさを取り戻して報道が伝えたかった事を汲み取る事、そのような手段としての哲学的対話の持っている可能性を感じました。
今回の開催に当たり、「ニッポンの嘘」プロデューサーの橋本佳子さんから、上映許可を得ていない旨指摘を頂きました。私は著作権協会にあらかじめ確認して実施している事ではありますが、ご指摘に対して異論はありません。開催直前に連絡を頂いたこともあり、今回は「これ以上は何も言いません」とおっしゃっていただきました。
次回からは都度事前に著作権者の承諾を得る事とします。このため開催が出来ない場合もあると思いますがご了承下さい。
- 2014/10/19(日) 22:39:43|
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