以心伝心心~あまがさき哲学カフェ~

哲学カフェに行ってみませんか。 お茶を飲みながら他の人の話を聞いてみる。結論は求めません。カフェで賑やかに話せればいいですね。

120512ワールドカフェ

ワールドカフェをやりました!

私が勤める会社の新入社員研修にワールドカフェを初めて取り入れました。入社直後に行った1回目ではテーマを「働くとはどういうことですか?」とし、まだ面識の浅い新入社員同士が互いを知りあう機会を提供することを主な目的として行いました。

これに続き、入社1ヵ月後に2回目を開催しました。2回目のワールドカフェでは、社会に出て働く上で「責任を持った行動を公私ともに求められていること」を自覚し、それに応えてもらいたいと考え企画しました。

テーマは「責任を持つとはどういうことですか?」です。ストレートで、難しいテーマかと思いましたが、挑戦することにしました。
また、今回は新入社員と同数の先輩社員を加え、計20名で行いました。少しでも多くの先輩と知り合いになることも目的の一つです。


テーマを深く考えてもらうために、各ラウンドで問いを替えながら、テーマの周辺を広く検討してもらうこととしました。
また、第3ラウンドで各テーブルのまとめをしてもらい、それぞれ「責任を持つとはどういうことか」を示してもらいました。

最後にどのような到達点に至るかわかりませんが、全体のまとめをすることとしました。


4名づつ5テーブルを設置し、あらかじめ振り分けておいたメンバーごとに席についてもらいました。
テーブルには模造紙1枚とポスカ人数分を用意し、自由に書き込みができるようにしています。

社内研修なので同じ班の人が重ならないように考えてあらかじめ振り分けておきました。
開始前のアイスブレイクとして、自己紹介に加えて自分の好きなこと・ものを一言加えてもらいました。

続いて、ワールドカフェの進め方について解説ののち、じゃんけんでホストを決めました。
ワールドカフェではラウンドごとにテーブルメンバーを入れ替えます。ただし1名は動かずにそのテーブルで話された事柄を入れ替わったメンバーに伝える必要があります。

この役目をするのがホストです。またテーブルごとのまとめを発表するのもホストにお願いしました。
今回のワールドカフェでは1ラウンド30分を目処としました。


第1ラウンド テーマ「責任を感じた時はどんなとき?」
積極的に模造紙に自分の考えを書きつけるメンバーがいるグループと、1行2行で書き付けが止まっているグループがあります。

進行役の役目としては、各テーブルを訪問し、書き付けられた文言に対する説明をメンバーに求めることから始め、それについての他のメンバーの感想などを引き出すようにしました。
「信頼」と言うキーワードを見つけたテーブルがありました。

このラウンドでの書き込み件数の総数は55件でした。

第2ラウンド テーマ「責任と義務はどうちがうのか?」
第2ラウンドの始まりで、ホスト以外の人は別のテーブルに移動してもらいました。その際、元のテーブルで同じ人とは同じ所へ行かないようにしてもらいました。

次に、ふたたび自己紹介をしてもらいました。今回は自己紹介に加え、最近感じた嬉しかったことを一言加えてもらいました。
テーマを変えました。少しテーマが変わったことによる戸惑いがあったようですが、話し合いはうまく続いたようです。

責任と義務は、同じものであるという意見と、責任は自分が主体的に関与することと言う意見に大きく分かれたようでした。このラウンドで出たおもな意見は次の通りでした。

責任 ・自分で判断する物
・自分で決めたルール
・自己判断
・自分で感じること
・自分で決めること
・行動前や結果に対しての心構えで他人の目から見てそれを十分果たしているか千差万別
・義務をしっかりするような意識
・自分の意識で感じ、行動する自発的な判断

義務 ・自分で判断しない事
・社会人として最低のルール
・決まったことをしなければならない
・決められたこと
・行わないと指摘される

第3ラウンド「責任を持つとはどういうこと?」
この段階でも「責任ってわからなーい!」と書き付けているテーブルがある一方、先とは別のテーブルでも「信頼」というキーワードを挙げたテーブルがありました。


第4ラウンドは全員がひとつのテーブルに集まり、各テーブルごとに模造紙を見せながら、そのテーブルでの検討の推移とテーブルとしてのまとめを発表しました。
各テーブルのまとめは次の通りでした。

第1テーブル 「責任=社会人」
自覚、信頼、意識、大人

第2テーブル 「自分で判断し最後までめんどうを見ること」
責任=信頼、義務=常識、責任=相手から頼まれたことを自分が果たす任務

第3テーブル 「社会人の自覚を持って行動する」
義務は決められたこと、責任は任されること

第4テーブル 「責任はもつものではない。自分で感じることだ!」
義務をしっかり行おうと言う意識が責任

第5テーブル 「責任を自分で持っていると判断しても他人からはそう見えない時もある」
責任には「前」と「後」がある。事が起きる前に全力を尽くす責任。事が起こった後に取る責任。

続いて、5つのテーブルのまとめを行いました。
「責任を持つとは、信頼にこたえること」と言うまとめに達しました。「誰かから任せられたことをちゃんとやり遂げること、これが責任を持つということです。

やり遂げることで信頼関係をより強くすることができる一方、無責任なやり方をすれば信頼関係は崩れ去ります。」


所管
2回のワールドカフェを通して、テーブルごとにバラエティーに富むまとめができることがよくわかり、それぞれがなるほど思わせるものがありました。
初対面の人たちが一歩踏み込んで考え方、話し方、聞き方、のいづれも知り合えると実感できました。その意味でワールドカフェの役割は十分果たせたと思います。

進行については、各ラウンドの構造がカッチリとしているので進行しやすいと感じました。一方で慣れていない人が多い場合は進行役が話のきっかけを作る必要が高まるようです。
したがってテーブルが多くなると経験者を参加させるなどの工夫が必要だと思います。


新入社員研修での取り組みと言うのもやりやすかったと思います。
よいテーマを見つけること、抽象的なテーマでは今回のようなサブテーマを設定すること、などの成功のポイントが理解できました。近々3回目をやってみたいと思います。

以  上
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  1. 2012/05/12(土) 19:10:08|
  2. こんな哲学カフェに行ってきました
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120512レンの抵抗

120512レンの抵抗convert_20120512135911
う~む、レンが散歩の途中で抵抗中です。
ビタッと地面に引っ付いて「帰ろう」と言っています。
  1. 2012/05/12(土) 14:06:44|
  2. 未分類
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